守る3

Ranaさんのブログで気になる記事が有ったのと、城で興味深い負け方をしたのでそれに関する雑記




以下自分のパーティーと相手のパーティーを下記のものと仮定する

  • プレイヤー1(自分)のパーティー
Lv 種族 技1 技2 技3 技4 持ち物
50 パルシェン 波乗り φ φ φ φ
55 カビゴン 恩返し φ φ φ φ
  • プレイヤ−2(相手)のパーティー
Lv 種族 技1 技2 技3 技4 持ち物
50 マルマイン 10万ボルト 大爆発 φ φ φ
50 ガラガラ 地震 φ φ φ 太い骨

この状況において

  • プレイヤー1の選択肢はパルシェンの「波乗り」かカビゴンへの「交代」
  • プレイヤー1はマルマインの「10万ボルト」に対してカビゴンを「交代」で出すか、ガラガラへの「交代」に対して「波乗り」を当てれば勝利が確定
  • プレイヤー2の選択肢はマルマインの「10万ボルト」かガラガラへの「交代」
  • プレイヤー2はパルシェンの「波乗り」に対して「10万ボルト」を当てるか、カビゴンへの「交代」に対してガラガラを「交代」で出せば勝利が確定

⇒プレイヤー1&2共に選択肢を半々の確率で選び、プレイヤー1の勝率は1/2




ここでパルシェンの技に下記のように変更(相手はこの時「守る」の存在を知っているものとする)

Lv 種族 技1 技2 技3 技4 持ち物
50 パルシェン 波乗り 守る φ φ φ


この状況において

  • プレイヤー1の選択肢はパルシェンの「波乗り」、「守る」かカビゴンへの「交代」
  • プレイヤー1はマルマインの「10万ボルト」に対してカビゴンを「交代」で出す、ガラガラへの「交代」に対して「波乗り」を当てる、「守る」を使うことで勝利が確定
  • プレイヤー2の選択肢はマルマインの「10万ボルト」かガラガラへの「交代」
  • プレイヤー2はパルシェンの「波乗り」に対して「10万ボルト」を当てる、パルシェンの「守る」失敗に対し「10万ボルト」を当てる、カビゴンへの「交代」に対してガラガラを「交代」で出すことで勝利が確定

この時、プレイヤー1の勝率がどのように変化するかがポイント
〜面倒な計算部分は省いて〜
⇒プレイヤー1は「交代」を11/37、「守る」→「交代」を11/37、「守る」→「守る」→「交代」を7/37、「守る」→「守る」→「守る」を8/37の確率で選択し、勝率は26/37
 およそ70%↑と「守る」が無い状況と比べ20%以上上がっている。


またプレイヤー2が「守る」の存在を知らず、一ターン目のみ「10万ボルト」と「交代」を半々の確率で選択する時
⇒プレイヤー1は「守る」→「交代」11/26、「守る」→「守る」→「交代」を7/26、「守る」→「守る」→「守る」を8/26の確率で選択し、勝率は41/52
 およそ79%と「守る」の存在を知っている時よりもさらに9%ほど高い。



この仮定のようにこちらの場のポケモンが相手の交代先に非常に強い(無償で出されても次のターンに先手を取り倒すことが出来る)場合、守るは有効な技と成り得る。
また守るが流行り相手が守るを警戒するようになっても、守るが無い時と比べ十分に勝率を上げることが可能。
逆にプレイヤー2の立場に立ってみれば、相手の場のポケモンには強くても交代先には弱い(攻撃ターンに出されても負けが確定)場合、守るを持っていても全く役に立たないことが分かる。


実戦で確率を計算することは不可能なので、相手の場と残りをキチンと把握してあれば守るはうまく機能することがある、くらいの認識がベストかな。